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副センター長より

副センター長挨拶

地球環境は私たち人間だけではなく生き物にとって生命の源です。この環境は私たち人間だけのものではありません。多くの生命が暮らすこの地球の環境を、これまでと同じように保つことは、私たちの使命でもあります。環境を支える要素技術から未来に向けてのCO2関連の研究開発まで、本センターでの研究成果が大いに期待されます。
環境にかかわる技術を実社会において実現するためには、単に大学の研究レベルに留めるわけにはいきません。空調を基本として、私たちの生活環境を生命にとって、よりよいものとすることを目指されているダイキン工業株式会社様と連携できることは、私たち大学が社会に直接貢献できる大きな機会です。
大学の教育・研究の根幹にあるのは、学生の皆さんです。大学での活動を通して、学生の皆さんが自分自身を磨き上げる場が、大学であると考えます。本センターの活動は、学生の皆さんが取り組む研究の成果や皆さんのアイデアが実社会で花開く可能性を秘めています。企業との研究・技術開発を通して、地球環境をよりよくする社会の実現へ向け、若い皆さんの創造力を爆発させてください。本センターにはそのような機会があり、期待が感じられます。多くの若者の皆さんの参加を希望します。環境を支える要素技術の研究・開発は、非常に泥臭く、理論で解決できるほど簡単なものではありません。大学のアカデミックな雰囲気の中で、学生、ダイキン工業の皆さん、そして大学の教員・職員が「ALL DOSHISHA」で協創することから、新たな発想が生み出され、これまでにない技術開発へとつながるものと確信しています。
地球環境問題と密接に関係する研究課題に対して、企業と大学が密接に協力し、刺激し合える今回の連携は、産学の新しい在り方として、社会へ一石を投じることになるものと大いに期待しています。
このような貴重な機会を頂戴できましたことを、ダイキン工業株式会社様には心より感謝申し上げます。

同志社-ダイキン「次の環境」研究センター 副センター長
横川 隆一


「環境」と聞いて何を思い浮かべられるでしょうか。人によって様々な視点や考え方で「環境」と言うワードは捉えられていると思います。つまり、一人ひとりの「環境」があるようにも思えます。少し言い換えると、一人ひとりの社会に対して意識一つで変わり得るものが「環境」でしょう。
近年、「環境」がクローズアップされ、様々なシーンで耳にすることが多くなったと思いますが、発言している一人ひとりがどこまでグローバルの視点で深く考え、自らのテーマとして「環境」を語っているかは、疑問を感じることもあるのではないでしょうか。日本の閣僚の方々の発言を聞いていると、「ん?」と思うこともありますよね。それは、皆さまからの企業の見え方も同じかもしれません。イメージアップのためだけに一方的に発信だけをしているような「環境」であってはなりません。
同志社大学とダイキン工業で設置した「次の環境センター」は「次の環境」を担うビジョン(テーマ)を生み出すところも含めて取り組んで行くことを相互に確認しています。また、実践的な研究開発が一つのキーワードであり、社会に影響力を与える研究開発を行うと言うことで同志社大学とダイキン工業は強く結ばれています。
そのような共同開発の主役となっていただくのが若い世代の皆さまだと思います。若い世代の皆さまと「次の環境」を考え、混然一体となった「協創」が本当に行えるのかと言うことが一つの成功のカギになるでしょう。「環境」を捉え直すことができるのは若い世代の皆さまだと思います。冒頭に述べたように持続可能な社会のあり方は皆さま一人ひとりの視点、意識で変わり得るものです。テーマがあるからただ実験をするのではなく、自らのテーマにして考えてほしいと切に願っています。私が学生時代に恩師から受けた言葉があります。「自分のテーマにしなさい、君は作業者ではない、技術者なんでしょ」と言う言葉は今の私を支える大切な言葉の一つです。要は、この場にいるのはきっかけを与えられたにすぎないと言うことです。きっと皆さまは自分のテーマにするだけでは物足りなくなるでしょう。新たなテーマが生まれそうな予感がします。
新たな視点、意識で「次の環境」を一緒に考えて行くことができることをとても楽しみにしています。

ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター 副センター長
同志社-ダイキン「次の環境」研究センター 副センター長
岸川 洋介

センター長挨拶
副センター長より