センターについて

センター長挨拶

 同志社-ダイキン「次の環境」研究センター センター長 後藤 琢也
2020年3月25日、同志社大学とダイキン工業株式会社は包括的連携協力に関する協定書を締結しました。この包括協定の下、2020年4月に京田辺キャンパスに同志社-ダイキン「次の環境」研究センターが誕生しました。本センターが取り組む事業と目標について、簡単にご紹介します。

本研究センターが取り組む研究事業は、地球環境問題解決に資する技術開発です。その主要研究テーマの一つが、二酸化炭素を回収・分解・再利用する新技術の開発です。今や二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つとされ、その削減は喫緊の課題です。本センターでは資源としての二酸化炭素の再利用に取り組んでいます。今まで厄介者であった二酸化炭素が、有用な化学物質として再利用することが可能になります。もう一つの主要研究テーマが効率の良い空調機の開発。国際エネルギー機関(International Energy Agency)の2018年5月15日付の発表によると、2050年までにエアコンのエネルギー需要は現在の3倍に増加すると予測されています。しかし、エアコンの普及率が高くなればなるほど、エネルギーの消費とともに二酸化炭素の排出量も増加します。本センターではエアコンの効率を改善し、空調設備の省エネによる二酸化炭素排出量の削減を追求します。

こうした技術開発とともに本センターの重要な事業が、自然科学知識と人文・社会科学知識をあわせ持ち、環境問題に取り組むことができる人材の育成です。環境問題は科学技術一辺倒の姿勢では解決できないことは明らかです。そこで本センターでは、「次の環境」協創コースを文理融合の教育プログラムとして新たに提供します。現役の学生と様々な経験のある社会人が共修可能なコースですので、講義や演習を通じて参加者は互いによい刺激を与えるようにコースが設計されています。これらの活動を通じて、「次の環境」、すなわち未来の環境のために何ができるか真剣に考えられる人物が育まれることを願っております。


同志社-ダイキン「次の環境」研究センター センター長
後藤 琢也